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第5章【15分で開業】
「開業届はめんどくさそう」と思っていませんか?
実は、弥生「やよいの開業届オンライン」を使えば15分で完了 します。無料・スマホ可・税務署に行く必要なし。
しかも青色申告承認申請書・専従者給与届出書も同時生成できます。本章では「開業届を出すべきか/いつ出すか/どう出すか」を一気に整理します。
5-1. 開業届を出す/出さないの判断
まず、開業届を出すメリット/デメリットを正直に書きます。
出すメリット
| 項目 | 効果 |
|---|---|
| 青色申告(65万控除)が使える | 売上500万・経費200万なら年16万円の節税 |
| 屋号付き口座が作れる | 楽天・ジャパンネット・GMOあおぞら等で対応 |
| 小規模企業共済に加入できる | 月7万・年84万の所得控除+退職金代わり |
| 補助金・助成金の対象になる | 小規模事業者持続化補助金など |
| 法人成り時の事業承継がスムーズ | 屋号の連続性・取引先名義変更が楽 |
出すデメリット
| 項目 | 影響 |
|---|---|
| 失業給付が制限される可能性 | 退職直後に開業届を出すと「失業状態でない」とみなされる |
| 配偶者の社会保険被扶養者から外れる場合がある | 「事業者」と認識されると年130万円以下でも外される事例 |
副業の判断:副業で年20万円超の事業所得があるなら、開業届を 出すのが基本。雑所得認定を回避し、青色65万控除も取れる 専業の判断:失業給付を受け取るなら、給付終了後に開業届を出す(退職直後は出さない)
5-2. 弥生「やよいの開業届オンライン」で15分完了 ★最大CTAポイント
開業届の出し方は3経路あります。
| 経路 | 所要時間 | 費用 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 紙で手書き+税務署窓口 | 2〜3時間 | 0円(交通費別) | 高(書き方が分かりにくい) |
| 弥生「やよいの開業届オンライン」 | 15分 | 0円(完全無料) | 低(質問に答えるだけ) |
| freee開業/マネーフォワード開業 | 20〜30分 | 0円 | 中 |
弥生の「やよいの開業届オンライン」が 無料・最速・最も簡単 です。
弥生開業届の手順
- 公式サイトにアクセス:弥生 開業届https://www.yayoi-kk.co.jp/kigyo/starting/
- メールアドレスで無料登録(クレカ登録不要)
- 質問に答える(屋号・所在地・事業内容など)
- PDFダウンロード(開業届+青色申告承認申請書+必要書類)
- e-Tax提出 or 税務署郵送 or 窓口提出
ポイント:弥生は「青色申告承認申請書」を 同時に生成 してくれます。これを忘れると65万控除が使えず、年16万円損する人が多発します。弥生で出せばこの取り逃しがゼロ。
一緒に出す書類4点セット
開業届と一緒に出すと得する書類が4つあります。すべて弥生で同時生成できます。
| 書類名 | 提出期限 | 効果 | 弥生対応 |
|---|---|---|---|
| 開業届 | 開業から1ヶ月以内 | 屋号・口座・各種申請の前提 | ◎ |
| 青色申告承認申請書 | 開業から2ヶ月以内 | 65万控除・赤字3年繰越 | ◎ |
| 青色事業専従者給与に関する届出書 | 開業から2ヶ月以内 | 配偶者を専従者にすると年100万超の節税 | ◎ |
| 給与支払事務所等の開設届出書 | 開設から1ヶ月以内 | 専従者給与・従業員給与を払うなら必須 | ◎ |
CTA:開業届の作成・提出は弥生「やよいの開業届オンライン」が最短ルート。 弥生 開業届https://www.yayoi-kk.co.jp/kigyo/starting/ から、いま15分で開業準備を完了できます。
5-3. 屋号と事業用口座
「屋号、何にしよう」で2週間悩む人は多い。AIに50個出させて30分で決めるのが正解 です。
屋号NGパターン
| NGパターン | 理由 |
|---|---|
| 「株式会社」「合同会社」「Inc.」「Corp.」を含む | 法人と誤認させる表記は不可 |
| 公的機関と紛らわしい | 「銀行」「保険」「証券」「学校」など業法該当語句 |
| 既存企業と完全一致 | 商標権侵害のリスク |
| 公序良俗違反 | 説明不要 |
AIで屋号案50個を出す手順
ChatGPTかClaudeに次のプロンプトを送ります。
私は2026年から個人事業を始めます。
- 業種:[受託開発/AXコンサル等]
- 想定年商:1,000万円
- ターゲット:中小企業のDX担当者
- 価値観:信頼・スピード・実装力
これに合う屋号を50個提案してください。
- 日本語名30個(漢字・ひらがな混在OK)
- 英語/カタカナ名20個
- 各案に「商標確認URL」「ドメイン候補(.com/.jp/.co.jp)」を併記
50個出てきた中から、3〜5個に絞ります。
商標確認(J-PlatPat)
最終候補を J-PlatPat(特許情報プラットフォーム) で商標検索します。
- URL:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
- 「商標」タブ→「商標検索」→自分の屋号を入力
- 同じ業種で先行登録があれば、その屋号は避ける
屋号付き口座が作れる銀行5選
| 銀行 | 月額 | 開設難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行 | 0円 | 低 | 開業届コピーのみで開設可。最速3営業日 |
| 楽天銀行(ビジネス口座) | 0円 | 低 | 楽天カード連携が強い |
| PayPay銀行 | 0円 | 低 | 個人PayPayと連携しやすい |
| 住信SBIネット銀行 | 0円 | 中 | デビット付帯/freee連携が強い |
| ジャパンネット銀行(PayPay前身) | 0円 | 低 | 古参で信頼性 |
コツ:まず1行を開設(GMOあおぞらが最速)。半年運用してから、入金経路に応じて2行目を追加する。最初から複数行に申し込むと、運用が散らかる
5-4. インボイス登録の判断
インボイス(適格請求書発行事業者)登録の判断は、 取引先構成で決まります。
| 取引先構成 | 登録判断 | 理由 |
|---|---|---|
| BtoB主体(法人顧客が80%以上) | 登録する | 顧客が仕入税額控除を取れる/信用効果大 |
| BtoC主体(個人顧客が80%以上) | 登録しない | 顧客は控除に関係ない/消費税納付分が手取りに |
| 混在(法人50%/個人50%) | 売上1,000万円超で検討 | それまでは登録せず、免税事業者の利点を活かす |
2割特例 vs 簡易課税 vs 本則課税
インボイス登録すると、消費税を納める必要があります。3種類の計算方法から選びます。
| 課税方式 | 計算 | 推奨ケース |
|---|---|---|
| 2割特例(2026年9月まで) | 売上消費税 × 20% | 登録初年度〜3年目の個人事業 |
| 簡易課税(売上5,000万以下) | 売上消費税 × みなし仕入率(業種別40〜90%) | 経費が少ない業種(コンサル等) |
| 本則課税 | 売上消費税 − 仕入消費税 | 経費(仕入)が多い業種 |
コツ:個人事業で売上1,000万以下なら、 2割特例が圧倒的に有利。経過措置の終わる2026年9月までフル活用し、その後は簡易課税に切り替えるのが王道
5-5. 副業の追加チェック
副業で開業する場合、5-1〜5-4に加えて次の3点を必ず確認します。
①就業規則の確認
| 確認項目 | 対応 |
|---|---|
| 副業禁止規定があるか | 厚労省モデル就業規則に準拠していれば原則OK |
| 申請承認制か | 申請先(人事 or 直属上司)と承認フローを確認 |
| 業種制限があるか | 競合業種・同業他社への提供は要注意 |
②住民税「普通徴収」の選択(バレ対策)
確定申告書の「住民税の徴収方法」で 「自分で納付(普通徴収)」 を選択。これだけで本業バレはほぼ防げます(詳細は第10章 落とし穴#5へ)。
③本業の社保を維持する条件
副業の事業所得には 社会保険料はかかりません。本業の給与所得に対してのみ社保が課されます。等級にも響きません。
- 本業:給与所得 → 健康保険+厚生年金(特別徴収)
- 副業:事業所得 → 所得税+住民税のみ(社保なし)
「副業で稼ぐと社保が増える」は誤解です。副業の所得が増えても、本業の給与が変わらない限り社保は同じです。
5-6. 開業90日プレイブック
開業届を出した日から90日のTODOを時系列で並べます。これに沿えば、最初の3ヶ月で迷子になりません。
Day 0〜7(開業初週)
- [ ] Day 0:弥生で開業届+青色申告承認申請書を作成(15分)
- [ ] Day 1:屋号と事業内容を最終確定/J-PlatPatで商標確認
- [ ] Day 2:開業届をe-Tax提出 または 税務署郵送
- [ ] Day 3〜5:屋号付き口座を1行開設(GMOあおぞら推奨)
- [ ] Day 6:弥生青色申告オンライン契約(初年度無料キャンペーン活用)
- [ ] Day 7:AIツール3階層から自分の階層を選択して契約
Day 8〜30(開業1ヶ月)
- [ ] Day 8〜10:簡易ホームページ(ペライチ/STUDIO)を立ち上げ
- [ ] Day 11〜15:名刺を発注/メール署名・SNSプロフィールを整備
- [ ] Day 16〜20:契約書テンプレを準備(業務委託契約・NDA・見積書・請求書)
- [ ] Day 21〜25:最初のチャネル(クラウドソーシング or 直営業)の登録/DM準備
- [ ] Day 26〜30:1件目の案件を提案(次の章「6-3. 最初の3件を取る具体スクリプト」を参照)
Day 31〜60(開業2ヶ月)
- [ ] 2件目の案件を獲得
- [ ] 月次P&Lを弥生青色で記帳開始
- [ ] 業種別ツール(追加分)の導入
- [ ] SNS発信を週2〜3本のペースで開始
- [ ] 紹介依頼の仕込み(既存知人20人にメッセージ)
Day 61〜90(開業3ヶ月)
- [ ] 3件目の案件を獲得(ここで月10万〜30万円のラインに乗る)
- [ ] 第1四半期のP&Lを締め、月次キャッシュフローを可視化
- [ ] 単価上げ交渉の余地がある顧客に値上げ提案
- [ ] 第2四半期の目標売上を設定(月20万→月50万を目安)
AIプロンプト雛形(屋号案・営業文・契約書)
開業90日で頻繁に使うプロンプトを3つ用意しておきます。
①屋号案(再掲)
業種[X]、想定年商[Y]万円、ターゲット[Z]に合う屋号を
日本語30個・英語/カタカナ20個。
商標確認URLとドメイン候補も併記してください。
②営業DM
私は[業種]の個人事業者です。
[ターゲット企業のWebサイトURL]を見て、
[具体的な改善ポイント3つ]に気づきました。
このDMを「冷たくない・売り込みすぎない・3分で読める」トーンで
300文字以内に整えてください。
③業務委託契約書(雛形)
個人事業者向けの業務委託契約書を作成してください。
- 受託者:[屋号](個人事業)
- 委託者:[株式会社X]
- 業務内容:[Y]
- 期間:[Z]
- 報酬:[A円/月]、毎月末締め翌月末払い
以下10条項を必ず含めてください。
1. 検収日数(5営業日)
2. 瑕疵担保期間(3ヶ月)
3. 損害賠償上限(直近3ヶ月の報酬額)
4. 知財帰属(AI生成物含む)
5. 再委託(条件付き許可)
6. 秘密保持(3年)
7. 解除予告(1ヶ月前)
8. 支払サイト(30日以内、フリーランス新法対応)
9. 管轄裁判所(東京地裁)
10. フリーランス新法第3条12項目の書面交付対応
5-7. 開業時のFAQ(よくある不安10問)
開業前に飛んでくる「これ大丈夫?」を10問でまとめます。
Q1:副業として開業届を出して、本業にバレませんか?
A:住民税の徴収方法を「普通徴収(自分で納付)」にすれば、原則バレません。確定申告書の該当欄を必ずチェック。ただし、自治体運用と就業規則違反のリスクは別途確認。
Q2:開業届を出した後、売上ゼロでも問題ないですか?
A:問題なし。事業が立ち上がるまで売上ゼロは普通。ただし 3年連続で赤字+帳簿不備 だと税務署から「事業性なし」と判定され、雑所得認定される可能性あり。弥生青色で記帳を続けることが防御策。
Q3:屋号が決まらないけど、空欄で出しても大丈夫?
A:屋号は 空欄でも提出可。後から修正届で追加もできます。決まらないなら一旦本名で出して、後で屋号を追加するのが正解。
Q4:自宅開業だと家賃や光熱費は経費になる?
A:家事按分すればなる。専有面積の割合(仕事部屋20㎡÷総床面積60㎡=33%)で計算。「按分根拠の文書化」 が必須。家事按分は税務調査の頻出論点。
Q5:青色申告承認申請書、開業から2ヶ月過ぎたら?
A:その年は白色申告のみ。翌年分から青色を申請する形に。だから開業届と同時に出す のが鉄則。
Q6:開業届を出すと、扶養から外れますか?
A:開業届の提出自体では外れない。ただし 配偶者の社保被扶養者 は「事業所得が年間130万円超」で外れる。年130万円ラインを超えそうなら、配偶者の健康保険組合に事前確認。
Q7:法人成りしたら、開業届はどうなる?
A:個人事業の 「廃業届」 を税務署に提出。同時に「青色取りやめ届」も。法人版は別途、設立届を出す。詳細は第12章「卒業ロード」で解説。
Q8:副業の年間所得20万以下なら、確定申告いらない?
A:所得税は申告不要。ただし 住民税は20万以下でも申告必要 (罠)。詳細は第9章で。
Q9:インボイス登録、迷ったら?
A:BtoB主体で売上1,000万に届きそうなら 登録。BtoC主体なら 登録しない。中間なら2026年9月まで様子見でOK。
Q10:弥生開業届、本当に無料?
A:本当に 完全無料(クレカ登録不要)。弥生のビジネスモデルは「開業届で接点→青色申告オンラインを契約してもらう」という設計。開業届だけ使って他社の会計ソフトを契約しても全く問題ない。
5-8. 開業届を出さない選択肢の検討
開業届を出さないルートも一応書いておきます。
| ケース | 出さない理由 | リスク |
|---|---|---|
| 失業給付を受給予定 | 「失業状態でない」とみなされる懸念 | 中(給付終了後に出せばOK) |
| 年間所得が20万以下確定 | 確定申告不要・青色控除も使えない | 低(来年所得が伸びたら出す) |
| 配偶者扶養を維持したい | 「事業者」と認識されるリスク | 中(扶養家族側の組合確認) |
結論:上記3ケースに該当しない限り、 開業届は出すのが正解。デメリットよりメリットが大きい
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